答えは極めて明快だ。パスタとは、小麦粉(主にデュラム小麦)と水を練り合わせて作るイタリア発祥の麺類や生地の「総称」である。うどん、そば、ラーメン、そうめんをすべてひっくるめて「麺類」と呼ぶのと同じ構造だ。
つまり、マカロニもラザニアもペンネも、すべてパスタという大きな傘の中に含まれる。その広大なパスタファミリーの中で、日本人が最も親しんでいる「特定の太さを持った紐状のロングパスタ」こそが、スパゲッティと呼ばれる存在だ。「パスタを食べに行く」という表現は「麺類を食べに行く」と言っているのと同義であり、その席で頼む細長い麺の一皿がスパゲッティにあたる。