一方で、変換後の口座情報を使う際には、思わぬミスで送金が跳ね返されるトラブルも報告されている。金融マネーガイドとして長年実務に携わってきた金融アナリストの笠間貴之氏は、「最も多い失敗は、カードの記号番号をそのまま他行の口座番号欄に入力してしまうケースと、振込用口座番号の末尾処理の誤りだ」と警鐘を鳴らす。
例えば、旧来の記号番号における「番号」が8桁の場合、最後の「1」を切り捨てて7桁の口座番号に変換するルールが存在する。この変換処理を行わずに8桁のまま入力しようとしてもエラーになるか、最悪の場合は存在しない口座宛ての振込として処理が中断されてしまう。振込人名義のカタカナ表記や、法人・個人事業主口座における屋号の扱いなど、細かい確認を怠らないことがスムーズな資金移動の要となる。