時代が変わっても、色褪せない切なさを誇る名曲が存在する。その筆頭と言えるのが、バンドHYによる歴史的名曲である楽曲『366日』だ。「叶わない恋」の痛みを全開にし、どれほど傷ついても相手を思い続ける圧倒的な情念は、発表から年月が経った現在もストリーミングで再生数を伸ばし続けている。一度聴けば忘れられないサビのメロディと歌詞は、平成から令和へと世代を超えて語り継がれる金字塔となった。
また、女性の複雑な乙女心を独自の視点で切り取った西野カナの楽曲『トリセツ』も、この系譜を語る上で外せない。「取り扱い説明書」というキャッチーなモチーフを借りながらも、その裏側に透けるのは「自分の面倒くささも含めて丸ごと愛してほしい」という切実な願望だ。一見ポップな世界観の裏にある絶妙なリアリティが、多くの聴き手の心をつかんで離さない。