東出昌大のキャリアの原点は、ファッション誌の金字塔にある。2006年、集英社が誇る人気男性ファッション誌『MEN'S NON-NO』の「第21回メンズノンノモデルオーディション」でグランプリを受賞。189cmという恵まれた高身長とクールな顔立ちで、一躍トップモデルの仲間入りを果たした。
彼の勢いは国内にとどまらなかった。パリ・コレクション(パリコレ)のランウェイにも出場し、世界の名だたるブランドを着こなした経験を持つ。しかし、順風満帆に見えたモデル時代も、決して平坦な道のりばかりではなかったという。ジュエリーデザイナーを目指して専門学校で学ぶ傍ら、表現者としての将来に葛藤する日々を送っていた。当時の貴重な誌面や写真を見ると、少年らしさと成熟した大人の色気が同居する独特の佇まいが際立っている。