玉壺の過去と人間時代の真相!なぜ異形の狂気芸術家になったのかにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

銛で突かれ、瀕死の状態で息も絶え絶えになっていた益次郎の前に現れたのが、鬼の始祖である鬼舞辻無惨だ。無惨から血を与えられたことで命をつなぎ止め、鬼として再誕した彼は「玉壺」の名を与えられる。人間時代から抱いていた「壺」への偏執的な執着と、死体を愛でる猟奇的な感性は、鬼の力によってさらに凶暴化していった。

鬼となった後も、彼の「芸術」は人間の命を弄ぶ悪趣味な惨殺に過ぎなかった。刀鍛冶の職人たちを生きたまま殺傷し、刀を突き立てて壺と合体させた「鍛冶屋の断末魔」など、被害者の苦痛と悲鳴を作品の一部とみなす残虐性は無惨の冷酷さとも共鳴していた。また、自作の壺を高額で人間たちに売りつけ、鬼殺隊の資金源や情報収集を担っていた点でも、無惨にとって重宝される配下の一人であった。