二人の出会いの原点は、1995年に放送されたラジオ番組での共演にさかのぼる。自ら歌詞を手がけ独創的な世界観を構築していたシンガーソングライターの森高千里と、音楽活動にも情熱を傾けていた俳優の江口洋介。ふたりはJ-POPシーンの第一線で活躍するクリエイターとして、一瞬で意気投合した。
決定的な転機となったのは、同年に発生した阪神・淡路大震災の復興支援チャリティバンドプロジェクトだった。ドラム演奏もこなすマルチな才能を持った彼女と、ギターを手にステージに立った彼。音楽という共通の言語を通じて同じ目標に向かって汗を流す中で、二人の距離は急速に縮まった。過密な仕事に追われながらも、音を重ね合わせる時間が互いの心の支えとなっていったのだ。