山菜人気が過熱する裏で、マナー違反や違法侵入、事故の急増が深刻な社会問題となっている。農林水産省は、私有地や国有林での無断採集に対する注意喚起を強めており、地域コミュニティとの摩擦回避を強く呼びかけている。
また、樹木を傷めない持続可能な採集マナーの徹底が求められている。幹のトップにある一番芽をすべて摘み取ってしまうと、樹木自体が枯死するリスクが高まる。森林総合研究所の調査でも、過剰な採取が生態系や林業・農業に与える悪影響が指摘されている。「二番芽を残す」「1本の木から採りすぎない」という基本ルールを守ることが、来年以降も豊かな恵みを楽しむための絶対条件だ。