製造するクルマを電動化するだけでは意味がない。製造過程で出るCO2をいかにゼロにするかという難題にも、このプラントは真っ向から挑んでいる。元町工場では、自家発電用の燃料電池設備や水素バーナーの導入を前倒しで進めてきた。
塗装工程などで使われる巨大な乾燥炉には、化石燃料の代わりに水素を燃焼させる熱源が組み込まれている。燃やしても水しか出ないクリーンな熱エネルギーだ。地域の再生可能エネルギー由来の電力調達と合わせ、2030年のカーボンニュートラル工場実現に向けた試みは、すでに確かな成果となって実を結びつつある。