【独占ルポ】Evシフトと超凄腕「匠の技」が同居する異質空間――トヨタ元町工場が示す2026年型モノづくりの最終回答の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

製造するクルマを電動化するだけでは意味がない。製造過程で出るCO2をいかにゼロにするかという難題にも、このプラントは真っ向から挑んでいる。元町工場では、自家発電用の燃料電池設備や水素バーナーの導入を前倒しで進めてきた。

塗装工程などで使われる巨大な乾燥炉には、化石燃料の代わりに水素を燃焼させる熱源が組み込まれている。燃やしても水しか出ないクリーンな熱エネルギーだ。地域の再生可能エネルギー由来の電力調達と合わせ、2030年のカーボンニュートラル工場実現に向けた試みは、すでに確かな成果となって実を結びつつある。