カマキリハンドルは違法?道路交通法改正の真相と疲れにくさの科学の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

自分の自転車をカマキリハンドル仕様へとカスタマイズする際、多くの初心者が陥る「意外な落とし穴」が存在する。見た目の格好良さだけで安易にパーツを交換すると、事故に直結する危険性が潜んでいるのだ。

最も注意すべきは、アウターワイヤーおよびインナーワイヤーの「長さ不足」である。ハンドル位置が高くなると、標準装備されていたブレーキワイヤーやシフトケーブルでは長さが足りなくなる。そのまま無理に装着すると、ハンドルを左右に切った瞬間にワイヤーが引っ張られ、意図せず急ブレーキがかかったり、逆にブレーキが効かなくなったりする。カスタム時には必ず適切な長さのロングワイヤーへ交換しなければならない。

さらに、ハンドルの幅と角度にも配慮が必要だ。全幅が60センチ以内に収まっているかメジャーで測定することはもちろん、急なハンドル操作を行った際に膝にハンドルが干渉しないか、ハンドルの持ち手が極端に高すぎて肩より上に手が出ないかを確認する必要がある。持ち手が肩より高くなると血流が滞り、非常時の咄嗟の操舵力が著しく低下するためだ。法規を遵守し、機能性を損なわない範囲でセッティングを行うことこそが、大人なカスタムの鉄則だ。