ストリートから極上シンプルへ!大人のメンズ服選びと着こなし極意の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

派手なロゴ使いや喧騒に対するアンチテーゼとして一気に浮上したのが、クワイエット・ラグジュアリー(静かなラグジュアリー)という概念だ。一見すると無地のシンプルな服に見えながら、最高級のカシミヤやシルク、計算し尽くされた仕立ての良さで密かに個性を主張するスタイルである。ロゴでブランドをアピールする時代は終わりを告げ、着る人自身の品格や素材のクオリティで魅せる大人の着こなし術が絶大な支持を集めている。

このスタイルを実践するポイントは、色のトーンを抑えたワントーンコーディネートや、異素材の組み合わせによるテクスチャーの立体感だ。上質なネイビーやグレー、ベージュのニットに、落ち感のあるスラックスを合わせるだけで、気負わないのに洗練された雰囲気を醸し出せる。装飾を削ぎ落とすことこそが、最も贅沢な表現であるという真理を物語っている。