岡山駅東口のシンボルとして鎮座する「桃太郎像」は、今も昔も待ち合わせの定番スポットだ。しかし最近では、この広場を起点に新たな夜の楽しみ方が広がっている。岡山を舞台にした大人気アニメ・漫画作品『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の聖地巡礼に訪れるファンたちが、作中に描かれたロケーションを巡った後、駅前の居酒屋街へと流れ込んでいるのだ。
作中の空気感を肌で感じながら、サブカルチャーの話題に花を咲かせる若者や作品のファンたち。彼らが集うカジュアルな居酒屋やレトロな居酒屋アベニューには、伝統的な酒場文化とポップカルチャーが同居する独特の熱気が漂っている。新旧の文化が交差するディープな夜の街並みは、一歩足を踏み入れるだけで胸が高鳴る不思議な空間だ。