離婚後、彼女の音楽的再起と私生活を陰で支えた存在として語り継がれているのが、名プロデューサーとして知られた中村一好氏だ。「普通のおばさんになりたい」という一度目の引退宣言からの鮮やかな復帰劇や、音楽活動の全盛期を力強く後押しした最大の功労者である。
二人の関係は単なるビジネスパートナーにとどまらず、長年にわたり人生の苦楽を共にする深い絆で結ばれていた。しかし、2003年に訪れた中村氏の突然の悲劇は、彼女の心に計り知れない傷を残すこととなる。凄まじい喪失感を抱えながらも、彼女は再び歌の世界へと向き合い続ける道を選んだ。