大分県内の主要な斎場では、ハード・ソフト両面での近代化が目立つ。ホテルの客室と見紛うようなリビング付きの控室や、バリアフリーを追求した一組貸し切りの家族葬専用ホールが増加。車椅子利用者や高齢の親族にも配慮された設計が、利用者から高い支持を得ている。
さらに注目すべきはデジタルの活用だ。遠方に住む親族や海外在住の孫がオンラインで参列できるライブ配信システムや、スマホで故人の写真・動画を共有できるデジタルメモリアルが一般化した。伝統的な儀式を重んじつつも、テクノロジーで距離の壁を極限まで低くする取り組みが広がっている。