芸名が決まり本格的な活動をスタートさせた彼女は、瞬く間にスターダムへの階段を駆け上がっていく。その決定打となったのが、2004年に放送されたTBSテレビのドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』だった。白血病に侵されていくヒロイン・廣瀬亜紀役を演じるため、彼女は自ら志願して頭髪を剃り上げ、過酷な減量にも挑んだ。
柔らかなビジュアルの奥にある、凄まじいまでの役者魂。このとき見せたストイックさは、まさに芯の強さを感じさせる「蓼丸」としての本質そのものだったと言える。株式会社ホリプロの緻密なプロデュースと、彼女自身の妥協なき演技への情熱が合致し、単なる人気タレントから本格派女優への脱皮を果たした。