日本の格闘技界を牽引するモンスター・井上尚弥(身長165cm)と比較しても、中谷の172cmというサイズ感がいかに異彩を放っているかがわかる。井上はその圧倒的な踏み込みの速さと爆発的なパンチ力で階級を支配してきたが、中谷の戦い方はより空間全体を統御する「距離の支配」に近い。
過去にWBCやWBOのベルトを保持してきた世界トップ王者たちを見渡しても、バンタム級でこれほどのフレームと体幹の強さを両立させたサウスポーは極めて稀だ。海外メディアや専門家が「階級不相応の体格」と称賛するのも、数字と戦績がその事実を裏付けているからに他ならない。