かつて本格参戦したPGAツアーでの厳しい戦いは、技術面だけでなく生活基盤にも大きな負荷を与えていた。アメリカ本土での連戦、過酷な移動距離、そして時差。世界最高峰の舞台で生き残るための戦いは、想像を絶する孤独とストレスを伴う。
日本と世界を行き来する遠征スタイルは、家族と過ごす時間を必然的に削り取っていく。過酷なツアー生活のなかで生じた私生活のズレが、後年の夫婦の距離感に少しずつ影を落としていった可能性は否定できない。プロゴルファーとしての情熱と家庭生活の両立がいかに困難であるかを示すエピソードと言えるだろう。