厳格な治験を経て有効性と安全性が審査される製薬産業の医療用医薬品に対し、健康食品産業が供給する製品は法的に食品区分へ分類される。この制度的なギャップこそが、臨床現場で事故が絶えない根源だ。製薬企業は体内での薬物動態を微小なレベルまで計算して開発を進めるが、サプリメントの含有量や抽出濃度は製造元ごとにバラつきが大きい。消費者が日常的にこれらを重複して摂取した際、体内でどのような挙動を示すかを事前に完全予測することは難しく、相互作用に関する包括的なデータベース構築が急務となっている。
飲み合わせの罠!薬とサプリの危険な相互作用と安全な服用術