メンバーへの事前報告の瞬間、ギスギスした空気など微塵もなかった。リーダーの百田夏菜子は飛び上がって歓喜し、玉井詩織は柔らかな笑顔で抱擁し、佐々木彩夏は持ち前の明るさで祝福の声をあげた。インディーズ時代から『行くぜっ!怪盗少女』で時代を駆け抜けてきた仲間にとって、誰かの幸せを阻むような形式的な制約など最初から存在しなかったのだ。
バラエティ番組『ももクロChan』などで見せる飾らない空気感そのままに、メンバーたちは彼女の人生の選択を全力で歓迎した。グループの歴史が深まるにつれ、一人の人間としての幸福とグループ活動が矛盾しないことを、彼女たちは何気ない日常の絆の中で証明してみせた。