日本の観光・ホテル産業を牽引するリーダーたちの視線も、この滞在形態へ注がれている。星野リゾートの代表である星野佳路氏は、滞在そのものを目的地化するデスティネーションホテルの重要性を早くから提言してきた。同グループが手掛ける施設では、地域の自然と歴史を五感で楽しむ仕掛けが随所に散りばめられ、現代人の旅の価値観を塗り替えている。
一方で、世界的な建築家である隈研吾氏が設計や監修に関わる施設では、木をふんだんに使った温もりある空間と自然が融合し、滞在するだけで心が癒やされる芸術的な景観が生み出されている。関東地方におけるオールインクルーシブ・リゾートは、単なるフリードリンクの提供にとどまらず、空間美とサービスが高次元で融合したラグジュアリーの境地へと進化を深めている。