ここ数年、グローバルな美容市場では「ナチュラル」から「バイオテック(生物工学)」への大きな進化が起きている。植物エキスを単に配合する時代は終わり、成分が肌にどう作用するかを分子レベルで追求する時代に入った。
その中心にあるのが、日本古来の醸造技術に着想を得た米発酵成分だ。お米という身近な天然素材が、長い時間をかけた発酵プロセスによって劇的な変化を遂げる。単なる保湿成分を超えた複合的なアミノ酸やペプチドの集合体へと生まれ変わるのだ。海外のビューティジャーナリストたちも、この日本の繊細かつ緻密な技術に熱い視線を送っている。