キングタコス本店からほど近い場所に広がるのが、米兵たちの街として栄えてきた「新開地(しんかいち)」エリアだ。米海兵隊の基地「キャンプ・ハンセン」の第1ゲート前に位置するこの商店街は、一歩歩けばそこが日本であることを忘れさせる独特の空気に満ちている。
昼間は静まり返ったノスタルジックな赤レンガ通り。しかし夕暮れとともに看板に火が灯ると、街は一変する。バーやクラブから漏れ出る最新の洋楽ビート。バイリンガル表記の看板が立ち並び、英語と日本語が入り交じる会話が飛び交う。基地の街としての歴史が生み出したこのエキゾチックな景観は、単なる観光地化されたテーマパークにはない本物の生々しさと情熱を醸し出している。