グループの歴史を切り離して彼の現在を語ることは不可能だ。AAA(トリプル・エー)の活動休止後も、メンバーとしての日高光啓のアイデンティティは決して失われていない。むしろ、ドームクラスのステージで培ったエンターテインメントの美学が、現在のプロデュースワーク全般に脈々と流れている。
「AAAで得た最高の景色と、同時に感じた構造的な悔しさの両方が、今のBMSGの基盤にある」と周囲は分析する。グループとしての絆を大切に保持しながらも、個のアーティストとして常に牙を研ぎ澄ます姿勢。その二面性こそが、ファンを惹きつけて離さない魅力の真髄なのだ。