時計の針を少し巻き戻そう。大手芸能事務所であるジャニーズ事務所に所属していた当時、彼は大型グループNEWSのメンバーとして華々しく表舞台に躍り出た。同期や仲間に囲まれ、ミリオンヒットを連発するメガヒットグループの一角としてJ-POPシーンの最前線を走っていた時期だ。
ヒットドラマを連発していた日本テレビ系の看板枠で放送された『野ブタ。をプロデュース』への出演など、テレビ画面で見ない日はないほどの躍進を見せていた。当時のドラマ現場では、グループの同僚であり主演を務めた山下智久らと共に若手俳優としての存在感を発揮。誰もが彼の前途洋々たる未来を信じて疑わなかった。
しかし、思わぬ形でその快進撃は突如として停滞する。グループからの脱退、そして事務所との契約解除。急展開する現実に、当時は様々な噂や推測が飛び交った。十代後半という多感な時期に味わった挫挫は、計り知れない衝撃だったはずだ。しかし、この一連の出来事こそが、彼に「自分は何者として生きていくのか」を深く自問させる決定的な転機となった。