二階堂ふみの恋愛史を語る上で避けて通れないのが、菅田将暉との関係だ。かつてカルチャーシーンを牽引する若手実力派として、頻繁にツーショットが報じられた二人。三軒茶屋の路上でゲリラライブを決行するなど、その奔放でアーティスティックな交流は当時の芸能ニュースの主役だった。
だが、双方は一貫して「ソウルメイト」「親友」と主張し続けた。恋人以上の深い精神的結びつきを持ちながらも、恋愛関係という枠組みに収まることを拒んだのだ。彼女が所属するソニー・ミュージックアーティスツも、タレントの自主性と個性を最大限に尊重するスタンスを取り、彼女の奔放な交友関係を無理に縛り付けることはしなかった。
若き日のミュージシャンとの同棲報道や実力派俳優たちとの浮名。それらすべてが彼女の女優としての血肉となり、演技の深みへと昇華されていったのは間違いない。