地井武男さん死因の真相『ちい散歩』降板の裏にあった最期の言葉を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

穏やかな陽光の下、下町や路地裏を気の向くままに歩き、出会った街の人々と飾らない言葉を交わす。地井さんが愛した『ちい散歩』の撮影現場で異変が生じたのは、2012年の年明け間もない頃だった。体調不良を訴えて都内の病院に緊急入院した彼は、そのまま番組の休演を余儀なくされた。

医師から告げられた診断名は「原発不明がん」。体内のどこかで発生したがん細胞がリンパ節や骨などに転移して見つかるものの、最初に発生した臓器が突き止められない極めて稀で治療の難しい病巣だった。初期症状が出にくく、発見時にはすでに進行しているケースが少なくない。

それでも地井さんは決して復帰を諦めなかった。過酷な抗がん剤治療に耐え、副作用に苦しみながらも、病室で体を動かし、再び歩いて街へ戻る日だけを信じていた。弱音を吐くことを極端に嫌い、番組関係者や見舞いに訪れる親しい仲間にも自らの病状の深刻さをほとんど明かさなかったという。お茶の間に心配をかけたくないという、徹底したプロ意識だった。