投手にとって、この対戦カードほど神経をすり減らすマウンドはない。Dバックスの絶対的エース、ザック・ギャレンのような精緻な制球力を誇る投手であっても、クアーズ・フィールドの薄い空気とチェイス・フィールドの乾いた空気には細心の注意を払わなければならない。
特に変化球のドロップ軌道が変わるため、キャッチャーの配球プランは1イニングごとに修正を迫られる。ストライクゾーンのギリギリを攻め続ける精密なピッチングができるか、あるいは打ち気にはやる打者の心理を逆手にとった配球ができるか。マウンド上のピッチャーとベンチのバッテリーコーチによる頭脳戦は、観客を飽きさせない深い見どころだ。