ハンターハンター除念師の全貌!クロロ治療のリスクとアベンガネにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

作中で登場する数少ない除念師のなかでも、対極的なアプローチを見せるのがアベンガネとヒナだ。グリードアイランド編で強烈な印象を残したアベンガネは、森の精霊(森の獣)を召喚して他者の掛けた念を「喰わせる」形で処理する。だが、その念が消滅するわけではない。呪いをかけた本人が死ぬか、あるいは誓約が解除されるまで、恐ろしい姿をした不気味な念獣がアベンガネ自身の身体に憑依し続けるのだ。それは救済というより、呪いの肩代わりに過ぎない。

一方、キメラアント編に登場したヒナの除念術は、呪いを自らの胎内に取り込むことで物理的に腹部を膨らませる。念の負荷に比例して腹が巨大化するという視覚的インパクトは、冨樫義博の異形への執着を感じさせる演出だ。どちらの能力も共通しているのは、「ノーリスクで消去できる魔法など存在しない」という鉄則である。念を排除した代償は、必ず除念師自身の肉体や生活へ重い物理的負担となって跳ね返ってくる。