「油は健康の敵」という古いドグマは捨て去るべきだ。血管を柔らかく保ち、炎症を鎮めるためには、良質な脂質の補給が欠かせない。
サバ、イワシ、サンマといった青魚に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は、血液中のトリグリセリド(中性脂肪)を減らし、血液のドロドロ状態を改善する。EPAは血管壁のしなやかさを保ち、細胞膜の柔軟性を高める働きが証明されている。さらに、地中海食の要であるエクストラバージンオリーブオイルも見逃せない。オリーブオイルに含まれる「オレオカンタール」や「ヒドロキシチロソール」といった強力なポリフェノールは、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の進行を根本から食い止める。加熱せず、ドレッシング代わりに生でかけるスタイルが最も効率的な摂取法だ。