ボートレース徳山を語る上で外せないのが、その圧倒的なインコースの強さだ。広大な第1ターンマーク周辺のスペースと、穏やかな笠戸湾の水面は、1コースの逃げを強力に後押しする。全国平均を大きく上回るイン勝率は、セオリー通りの舟券作戦を立てる上での強固なベースとなる。
だが、数字を鵜呑みにするのは早計だ。瀬戸内海特有の潮位差がレースに大きな影響を与える。満潮時は水面が不安定になり、ターンが膨らみやすくなる一方で、干潮時は水面が穏やかになり、握って回る外側の艇にも勝機が生まれる。水面のコンディションが刻一刻と変化する徳山では、潮汐表と風向風速のリアルタイムデータこそが、波乱の予兆を感知するセンサーとなる。