最終段階である「離」は、これまで学んできた型やフレームワークの意識から完全に解き放たれ、自分自身の独自の境地を切り拓く状態を意味する。型を無意識のレベルまで消化し尽くした結果、もはやルールに囚われることなく自由自在に表現や判断を行えるようになる。
大量データの処理やパターンの最適化において、人間がAIに勝ることはもはや不可能だ。しかし、「離」の域に達した人間が放つ直感、文脈の飛躍、そして情熱を伴うビジョン構築は、どれほど高度な計算機であっても再現できない強烈な個性を放つ。
「離」とは、ルールを破滅させることではない。ルールを自らの一部とした上で、まったく新しい価値観や概念そのものを創造する境地だ。自動化が進めば進むほど、このレベルに到達したクリエイターやリーダーの希少価値は跳ね上がっている。