この社屋の真の価値は、内部で生み出されてきたコンテンツの集積にある。社会現象を巻き起こしたメガヒットドラマ『踊る大捜査線』シリーズは、まさに開発途上だったお台場という街の空気感と社屋周辺のロケーションを巧みに取り込み、時代の熱気そのものを画面に焼き付けた。
一方で、毎朝の日常を支える『めざましテレビ』をはじめとする報道・情報番組は、このビルの情報処理能力とスタジオ設備が一体となって稼働し続ける生きた証しだ。広大なスタジオ群と最新の副調整室、そして24時間止まることのないニュース配信網。それらは単なるオフィスビルではなく、一つの巨大な「都市型情報工場」として休むことなく鼓動を刻んできた。