「技術が高いのはもはや前提。今の12歳に求められているのは、その技術をどの瞬間、どの角度で使うかというゲームIQです」――ある長年育成に携わる監督はそう語った。
現代のフットサルIQとは、単なるパス成功率やドリブルのキレを意味しない。相手の守備ブロックがどこに体重をかけているかを見極め、意図的に守備の重心を崩すような「パスの質」や「ランニングの質」を指す。今大会で勝ち上がった上位チームは、例外なくピッチ上の5人全員が共通の戦術言語を持ち、状況に応じて即座にフォーメーションを変化させる柔軟性を備えていた。