華やかな芸能界で生きる人々が、なぜ特定の倫理団体と結びつけられて語られるのか。その背景には、昭和から平成のテレビ・ラジオを中心としたマスメディア産業のあり方が深く影響している。
かつて全国各地で開催された大規模な集会や周年行事には、会場を盛り上げるゲストとして歌手や俳優が招かれることが珍しくなかった。地方公演や営業の一環として出演した事実が、後年になって「信者である」「幹部として関与している」といった拡大解釈を生む下地となったのだ。メディアの取材現場においても、個人的な信仰や活動と仕事上のキャスティングを明確に切り分ける姿勢が一般的であったため、情報が不透明なまま噂だけが先行する現象が定着した。