日本の家庭菜園で圧倒的なシェアを誇る代表的品種が『千両二号』だ。この品種は果重の乗りが良く、長期間にわたり安定した収穫が期待できる優良種だが、それだけに水分の要求スピードも極めて早い。根系が浅く広がる性質を持つため、土壌の乾燥に対してダイレクトにストレスを感じてしまう特性がある。
家庭菜園で千両二号を栽培する際は、根が広がる浅い土壌層に水分を持続させる工夫が求められる。単に真上から水を注ぐだけではなく、株元から少し離れた「葉の広がり(枝張り)の真下」にまでしっかり浸透させるよう円状に給水するのが効果的だ。この水やり技術を導入するだけで、株全体の細胞伸長が促され、曲がり果やツヤのない「ボケナス」の発生率を激減させることができる。