ホールの響きを支えているのは、目に見える客席や豪華な照明だけではない。舞台裏には、演者のパフォーマンスを極限まで引き出すための精緻な設計と、熟練の舞台スタッフによる手腕が隠されている。
フォレストホールの残響時間は、満席時でも音楽の輪郭を損なわないよう綿密に計算されている。ステージ奥の反響板の角度や壁面の木目素材は、オーケストラの生音を客席の隅々まで均等に届けるための工夫だ。楽屋からの導線や搬入口の設計に至るまで、裏方のスムーズなオペレーションを可能にする工夫が凝らされており、これが長年多くのトップアーティストから指名され続ける隠れた理由となっている。