駅から一歩足を踏み出すと、北口と南口でガラリと表情が変わるのも面白い。
北口エリアは、かつての工場跡地を大規模再開発して誕生した「ミューズたかつき」をはじめ、松坂屋高槻店や高槻阪急スクエアなど、近代的なビルや歩行者専用のデッキが美しく整備されている。緑豊かな公園スペースや関西大学高槻ミューズキャンパスが隣接し、ファミリー層や学生が安心して歩ける解放感あふれる景観が広がる。
一方で、南口側には昭和の面影を残す「高槻センター街」をはじめとする賑やかな商店街が網の目のように伸びる。夕刻ともなれば、仕事帰りの会社員や地元の買い物客で熱気を帯び、居酒屋の赤ちょうちんや香ばしい出汁の匂いが漂う。洗練された都市機能と、人情味あふれる下町の情景。この二面性こそが、訪れる人々を惹きつけてやまない独特のグルーヴを生み出している。