あの撮影で使われた「本物のファルコン」は今どうなっているのか。その答えは、ドイツ・ミュンヘン郊外にあるバヴァリア・フィルムのスタジオにある。
広大なスタジオツアーの一角に、撮影当時のファルコンが今も大切に保管されている。かつて過酷な撮影で傷んだ表皮やウレタンの劣化を食い止めるため、専門の修復チームによる大規模なレストア作業が施された。今では見学者が実際に背中に乗ってブルーバック合成の飛行体験ができる観光名所として、世界中から巡礼に訪れるファンを温かく迎えている。間近で見るその毛並みには、40年以上の歳月を生き抜いてきた重厚なオーラが宿っている。