かつての市民活動といえば、自治会の会合や趣味のサークル集会が大半を占めていた。しかし、現在の館内はまるで共創型のコワーキングスペースだ。フリーWi-Fiや電源の完備はもちろん、動画配信が可能な簡易スタジオや3Dプリンターを備えた「メイカースペース」まで整っている。
現場を訪れて驚かされるのは、利用者たちの主体性の高さだ。黙々とパソコンに向かう若者の横で、地域課題の解決を目指すNPOがホワイトボードを埋め尽くしている。単にスペースを時間貸しする場所から、新しいプロジェクトが日々立ち上がる「インキュベーター」へと役割を完全にシフトさせた。