日本語の「〜しています」というフレーズは、動作の継続だけでなく、過去の出来事の結果として残っている状態、あるいは単なる習慣や所有を指す場合もある。英語でこれを表現する際、直訳に頼って一律に現在進行形(-ing)を適用してしまうと、意味が歪んでしまうのだ。
例えば、「私は東京に住んでいます」と言いたいとき、即座に "I am living in Tokyo." と口にしていないだろうか。間違いではない。しかし、進行形を使うと「一時的に仮住まいしている」という限定的なニュアンスが強調される。定住しているニュアンスを出したい場合は、単純現在形を用いて "I live in Tokyo." と言うのが一般的だ。こうした日本語と英語の構造的なズレが、コミュニケーションのギャップを生む。