いま現地の宿泊業において顕著なのが、ビジネスホテルとシティホテルの垣根が急速に曖昧になっている現象だ。従来のエコノミーホテルが高機能なデスクや高級マットレス、大浴場を導入してアッパーミドル層を取り込む一方、フルサービスの大型ホテルは無駄なサービスを削ぎ落としたスマートな宿泊プランを打ち出している。
宿泊特化型でありながらデザイン性の高いブティックホテルが増加し、ワークスペースの快適性や朝食のローカルフードへのこだわりが標準装備となった。価格帯だけでホテルのグレードを判断することはもはや不可能であり、各施設が打ち出す独自のコンセプトを精査しなければ、真のコストパフォーマンスは掴めない。