ネット掲示板で昼夜を問わず繰り広げられる最大の論争が、「全世界株式」と「米国株式」のどちらを選ぶべきかというテーマだ。なかでも絶大な支持を集めるのが、三菱UFJアセットマネジメントが運用するeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)である。
「これ1本で地球上の経済成長を丸ごと享受できる」としてオルカンを推す声に対し、S&P500派は「過去数十年の実績と米国企業の圧倒的なイノベーション力を信じるべきだ」と譲らない。インデックス投資の王道を征くこの二大ファンドの争いは、リスク許容度や将来予測の相違を浮き彫りにする。コスト削減を徹底追及する運用会社の姿勢も手伝い、低コストファンドへの集中はとどまることを知らない。