2020 NBA Draftにおける最大の「スティール(掘り出し物)」として語り継がれるのが、全体12位でサクラメント・キングスに指名されたタイリース・ハリバートンだ。独特なシュートフォームや身体能力の限界を懸念するスカウト陣の評価を、卓越したバスケットボールIQで粉砕した。
その後インディアナ・ペイサーズへと移籍した彼は、リーグ最高峰のプレイメーカーへと進化を遂げる。ターンオーバーを極限まで減らしながら毎試合のように二桁アシストを量産するその姿は、往年の名ポイントガードたちを彷彿とさせる。指名順位がキャリアの天井を決めるわけではないという事実を、これほど雄弁に証明した男は他にいない。