「地産地消」という言葉すらもはや当たり前となった今、広島のトップランナーたちはその先を見据えている。市内の山間部・小河内地区で捕獲・処理されたイノシシやシカの肉を使ったジビエ串。安芸津の肥沃な土壌で育ったジャガイモと瀬戸内産のタコを煮込んだ熱々のアヒージョ。
居酒屋というカジュアルな空間でありながら、扱われている食材のトレーサビリティと品質は、高級フレンチや料亭のそれに引けを取らない。生産者の顔が見える食材を、肩肘張らずにジョッキを片手に味わう。これこそが、現在の広島の夜が持つ最大の贅沢と言えるだろう。