投資ポータルサイトのみんかぶなどで展開される銘柄分析によれば、同社の割安感を示す指標は依然として目立つ。しかし、単なる数値上の割安さと、実際の投資価値は必ずしも一致しない。鉄鋼業全体が直面している脱炭素(グリーン・スチール)への巨額設備投資という構造的課題を忘れてはならないからだ。
従来の製鉄プロセスから水素還元製鉄などの次世代技術へ移行するには、莫大な開発費と歳月を要する。業界首位としてのプレゼンスを維持しつつ、持続可能な収益モデルを維持できるかどうかが、中長期的な企業価値を決定づける。アナリストたちの目標株価が大きく割れている理由もここにある。