かつて撮影会といえば、静止画を記録することが主目的だった。しかし、現在のトレンドは明確に異なる。参加者の多くが求めているのは、SNSや動画プラットフォームを通じて「自らが応援するクリエイターのストーリーを共に創り上げる感覚」だ。
「以前は良いレンズで奇跡の1枚を撮ることが全てでした。今は、彼女たちが発信するメッセージやブランド価値に直接触れ、サポートできる空間そのものに価値を感じています」。そう語るのは、10年以上現場に通い続ける40代の会社員だ。
モデル側もまた、単に出演するだけでなく、衣装のセルフプロデュースやテーマ設定、さらには限定ノベルティの企画まで主導する。レースクイーンという職種が「個人のIP(知的財産)」として独立し、ファンが個人スポンサーのように彼女たちを支える構造が確立しつつある。