徳島が誇る世界的文化イベント「阿波踊り」においても、天候への対応は従来の「雨天順延」という単純な枠組みを超えた高度な危機管理領域へとシフトしている。日中の地表面温度が40度を超える日が珍しくなくなった近年、熱中症予防と急なゲリラ豪雨回避の両立が最優先課題となった。
徳島市および実行委員会は、会場周辺に設置された高精度気象センサー網を稼働。来場者のスマートフォンへ3分刻みの気象データと緊急避難情報を直接配信する取り組みを開始した。ダンサーや観光客の安全を守るための「気象防衛」は、いまやイベント運営の成否を分ける最重要ファクターとなっている。