従来のテレビメディアに引導を渡した彼は、デジタル空間の中に新たな吐き出し口を見出した。YouTubeをプラットフォームとして活用し、自身の言葉で忖度なしの社会批評や芸術論を発信。編集や規制に縛られない生の言葉は、昭和の危険な熱気を取り戻したかのように視聴者の胸を刺し、新たなファン層を開拓した。
そして現在、彼の創作のエネルギーのほとんどは現代アートの領域へと注がれている。写真を脱ぎ捨て、絵の具とキャンバスで構築される作品群は、抽象と具象が入り混じるダイナミックな世界観を提示する。アート業界でも高い注目を集める彼の絵画は、かつてカメラで世界を威惑した鬼才がたどり着いた、全く新しい現代アートの地平なのだ。