2026年現在、ムッシュ吉崎はソロユニットとして「クリスタルキング」の名義を守りながら、精力的に全国ツアーや単独ライブを展開している。小規模なライブハウスからディナーショー、さらには大型の昭和歌謡イベントまで、精力的なパフォーマンスで観客を熱狂させている。セットリストのクライマックスで奏でられる「大都会」や「愛をとりもどせ!!」では、会場全体が地鳴りのような拍手に包まれる。
一方で、往年のファンの間で長年語り継がれてきたのが、バンド名や名曲の商標権利を巡る真相だ。元メンバーである田中昌之との間で生じた商標権使用に関する法的な議論は、音楽界でも大きな注目を集めた。結果として、創始者であるムッシュ吉崎が「クリスタルキング」の商標権を正式に所有し、今日までその看板を守り抜く形となっている。権利をめぐる確執はファンの間に様々な感慨を残したが、彼がブランドと楽曲の魂を守り続けてきた事実もまた揺るがない。