ほんの数年前まで、この料理に対するイメージは「横丁の赤ちょうちん」や「頑固オヤジの酒の肴」といった趣が強かった。しかし、その潮目が変わったのは2025年後半から2026年にかけてのことだ。SNSを中心に、鮮やかな彩りの和柑橘やハーブをあしらったモダンな盛り付けが拡散され、若者たちの間で一気にスタイリッシュな食べ物へとリブランディングされた。
「見た目はポップで写真映えするのに、食べても全く罪悪感がない」。渋谷の立ち飲みバルでグラスを傾けていた20代のクリエイターはそう語る。重いチーズや揚げ物に代わり、深夜のストリートフードとして選ばれる存在へと登りつめたのだ。