装飾のクオリティを下げずに作業時間を大幅に縮小するカギは、素材の選び方と加工技法にある。壁面装飾・ペーパークラフトの世界では、手軽に入手できる折り紙と画用紙の組み合わせ方法が大きく進化している。
例えば、立体的な梅の花を作る際、従来の切り抜き手法ではなく、折り紙を重ねてジャバラ折りにし、一箇所を止めて広げるだけの「立体ペーパーフラワー」技法を採用すれば、制作時間は従来の3分の1以下に短縮される。また、厚手の画用紙をベースにしてパーツの裏にスポンジテープを貼ることで、影が生まれて立体感が強調され、少ないパーツ数でも圧倒的な存在感を出すことが可能だ。
素材の質感を活かす技法は、作業の手間を劇的に減らすと同時に、作品全体に洗練されたモダンな印象を与える。色とりどりの画用紙をグラデーション状に配置するだけでも、2月の静けさと春の訪れを感じさせる空間が見事に演出できる。